むちうちの治療

　むちうちの場合、病院の整形外科で診断や治療を受けることができます。

　お身体に痛みがある場合、まずはレントゲン検査を受ける方も多いかと思いますが、むちうちに関してはそれで原因が見つからない場合があるため、注意が必要です。

　むちうちの場合、痛みや不調の原因に筋肉の損傷や硬直があることが多いですが、レントゲンは骨の異常を見つけるための機器であるため、それだけでは異常なしと判断されてしまう可能性があります。

　必要に応じて、ＭＲＩやＣＴなどの検査を受けることをおすすめします。

　事故直後に病院で診断を受けていないと、事故とむちうちの症状との因果関係が認められず、治療費等の支払いが受けられなくなるおそれがありますので、注意が必要です。

　また、自動車事故によるむちうちの症状や治療に理解のある病院に通院することも重要です。

　病院では、痛み止めや湿布の処方をしてもらうほか、必要に応じて手術をしてもらうことが可能です。

　病院での治療費や整骨院での施術費については、基本的に加害者の保険会社によって支払われるため、被害者の方の窓口負担は原則としてありません。

　ご自身に過失がある場合などには、治療費や施術費がどのようになるのか問題になることがありますので、当院では、この点について事前にしっかりとご説明させていただきます。

　何かご不明なことがありましたら、どうぞお気軽にご質問ください。

　むちうちの痛みや影響を残さないようにするためには、できるだけ早い段階から適切な治療を受けることが大切です。

　むちうちになっても、初めのうちは痛みを感じにくいこともあるかと思いますが、動かして患部が悪化してしまったり、時間が経って興奮状態が落ち着いてきたりすることで、痛みが強くなってくることがあります。

　そのため、それほど痛くないと感じた場合でも、できるだけ早く検査を受け、必要に応じて治療を受けるようにしてください。

　また、むちうちになると、痛みの他に吐き気や痺れ、めまいなど様々な不調が出てくることもあります。

　通院の際にはそれらの不調について全て伝えておき、それぞれに対して適切な対応をとってもらえるようにすることが大切です。